しろありの種類と分布

代表的な日本のしろありの特徴
イエシロアリ

茶褐色の羽の付いたムシ。
イエシロアリの羽アリです。
6月~7月の夕刻に群飛します。体長は9mm~12mmで、明かりに寄ってきます。窓を閉めているのに大量の羽アリが室内で飛び回っている場合は要注意!
被害に遭っているかもしれません。
ヤマトシロアリ

黒っぽい色の羽の付いたムシ。
ヤマトシロアリの羽アリです。
4月~5月の昼間に群飛することが多く、体長はイエシロアリよりも少し小さめ(5mm~7mm)です。
つがいのしろありに要注意!
羽を落としたしろありは、結婚相手を探し始めます。晴れて夫婦となった2匹は、つがいで行動し、新居を探し求めて建物の隙間などに入り込み巣作りを始めます。
このつがいが女王と王となり、たくさんの子を産み、やがては何十万匹もの大きな巣へと成長していきます。

※羽アリを家で見たら、それは近所に巣がある証拠です。
※定期的な予防処理をすることで、シロアリが巣作りできない環境をつくります。
皆さまで出来る対策ポイント

玄関に毎日水はまかないようにしましょう
気化熱を利用し涼気をとるために行ったりしますが、毎日続けていますと玄関付近の木材が湿っていき、シロアリが好む環境になっていってしまいます。
もし水をまく場合には、まいた後十分に乾燥させてください。

床下の換気を十分にしましょう
例えば床下に通気口がありますが、その前に植木鉢や倉庫など、通気口を塞いでしまうようなものを置くのはやめましょう。
床下の換気が十分に行えない状態が続きますと、シロアリが好む環境を作ることにもなりますので、床下がきちんと換気できる状態にしておいてください。

雨漏り・水漏れは修理しておきしましょう
屋根や壁などの雨漏り、洗面所や水回りの水漏れを放置した状態にありますと、木材が腐る原因になります。
湿気を帯びた腐った木材は、羽アリが巣を作る絶好の環境になります。
シロアリの発生原因にもなりますし、最悪の事態は建物全体の構造強度の減少にもつながっていきます。
気付いたときには、早めに修理をしてください。